-
ジャグラーのぼうけん vol.1
¥880
ジャグリングのメディア「PONTE」編集長の青木直哉が、いかにして14歳でジャグリングを始め、また、なぜ世界のジャグリングシーンをその目で見ようと夢を膨らませたのか。 ジャグリングを携えて各地を巡った旅と、出会った人々を伝えるシリーズ『ジャグラーのぼうけん』。第一弾では、始まりの数年間について触れています。 ジャグリングをよく知っている人にも、また、まだ知らない人にも。 実際に訪れて、見て、聞いて、感じてきた異国の空気と、各国のジャグラーたちの生き方。その質感を、文章を通して伝えられたら、という思いで執筆を始めた、小さな「ぼうけん」の書です。 【本のつくりについて】 この本は、「リソグラフ」という大型のコピー機のような機械を使って印刷しています。単色を版画のように重ね、質感を工夫できる方法です。ベタの多い部分は、触るとインクがちょっと手につきます。印刷後は、横浜にある本屋・生活綴方の工房において、スタッフが手作りで製本しています。 【感想紹介】 「ふわっと離陸するような感じが心地いい。もっともっと続きが読みたい。と同時に、僕も、どこかに行って、なにかを感じたくなってくる。本でジャグリングのよさを感じる、って本当にすごいことだと思う」- PM Juggling 板津大吾 著者・・・青木直哉 価格・・・800円+税 判型・・・A6やや小さめ 頁数・・・52ページ 印刷・・・リソグラフ印刷 製本・・・中綴じ 編集/レイアウト・・・中岡祐介(三輪舎) 発行/印刷・・・本屋・生活綴方
-
『投げないふたり』(PONTE BOOKS)第四刷
¥1,000
PONTE BOOKSの単行本第一弾です。 ジャグリングが関わる領域で「ものづくりを通して考えてゆく」出版レーベルです。 一冊一冊、著者が製本をおこなっています。 *すべて手製本につき、サイズや細部の仕上がりに若干のバラツキがございます。どうかご容赦いただけますと幸いです。万が一落丁・乱丁があった際にはご一報ください。 PONTEのメールマガジン( https://jugglingponte.com/weekly/ )で連載していた「PM & PONTEのジャグリングセッション または瓶に詰めた手紙」(原題)という対談企画に加筆修正を施し、一冊にまとめた書籍です。 PONTE編集長の青木直哉と、PM Juggling代表の板津大吾が、ジャグリングに関わる話を発端に、日常のさまざまな話題を展開しています。 書き下ろしの「はじめに」に加え、全17回の全てに対談内容をイメージしたイラストを加えています。表紙の手触りや、中の用紙までこだわっています。触って楽しい、読んで楽しい本に仕上がりました。 2022年1月31日 初版一刷発行 2024年2月17日 四刷発行 著者 板津大吾/青木直哉 発行・印刷・製本 PONTE BOOKS 編集・レイアウト・イラスト 青木直哉 A5版/76ページ/中綴じ
-
Juggling - From Antiquity to the Middle Ages: the forgotten history of throwing and catching
¥4,000
”Juggling - From Antiquity to the Middle Ages: the forgotten history of throwing and catching” 『ジャグリング 古代から中世まで:投げたり取ったりの忘れられた歴史』 (タイトル訳:青木 直哉、本書の内容はすべて英語です。) アメリカのプロジャグリングパフォーマー、Thom Wall(トム・ウォール)氏による著書。 ジャグリングの歴史研究の裾野をなす、大事な一冊です。 以下、PONTEのウェブサイトに掲載した書評より抜粋。 全文はこちら。 (http://jugglingponte.com/blog/2019/04/12/thom-wall-book-review/ ) //////// 本書は二部構成である。 各国に存在してきた「ジャグリング的なもの」を紹介する前半。そして近現代的な「ジャグリング」という言葉の使われ方の歴史を述べる後半。前半では古代エジプト、古代ローマからインド、トルコ、中国、日本、果ては南太平洋の島、メキシコ、ヴァイキングなどなど、数多くの地域と文化圏の文献にみられる「ジャグリング的なもの」を紹介する。そして、歴史に関連づけて、ちょっとした面白い話も随所に差し込まれる。たとえば「マラバリスタ(西/葡)」という単語が、インドのマラバール海岸の人々と関わりがあったポルトガル商人発祥で使われるようになった言葉だ、など。 そして次に、物を技巧的に投げて取る芸が「ジャグリング」という名前で呼ばれてきたのは、どれぐらいの期間のことなのか、ということに関する考察が述べられる。 そこで参照されるのが伝説的ジャグラー、ポール・チンクェヴァッリ(Paul Cinquevalli)である。チンクェヴァッリは、物を器用に扱って披露する自分の芸は、「鍛錬によって培った技術」であり、「タネも仕掛けもない」ことを強調した。そして、他に類を見ない高度な技で、世界に名を馳せた。 記録によれば、彼の死後「サッカー界のチンクェヴァッリ」というような言い方も一般的にされたほどの有名人だったらしい。そしてチンクェヴァッリが登場する以前は、実は「ジャグリング」という言葉は、エンターテイナー全般を指して、つまりマジックなども含めてすべて「ジャグリング」(とそれの祖先に類する単語)を用いて呼ばれていたようなのだ。それがついに、チンクェヴァッリの時代を境に、今日的な「ジャグリング」という意味の囲い方を獲得した。それが20世紀の初頭前後の話。つまり「ジャグリング」が純粋に物を投げて取る行為のみを指すようになってから、まだ100年と少ししか経っていない。 これは一つの例に過ぎず、本書にはその他にもジャグリングに関わる歴史物語の紹介や考察が、多彩な写真とともにテンポよく、かつコンパクトに進められ、非常に広範な地域からの参考文献や資料がまとまっている。 (中略) ジャグリングの歴史研究とは、広大な過去の遺産とジャグラーが真っ向勝負できるようになるための、とても有効な手がかりなのだ。 この本は非常に優れた「ジャグリングの歴史入門書」であり、また個々のジャグラーのジャグリングを今まで以上に豊かにするための大きな一歩でもあり、そして未だ誰も上梓することのなかった良著である。 //////// ジャグリングの歴史に少しでも興味がある人ならば、必ず読んでおきたい一冊です。 アメリカのAmazonで、電子書籍の販売もしていますので、少しでも安く買って、便利に読みたい方はそちらをどうぞ。( http://bit.ly/JugglingHistoryBook ) やっぱり書籍で読んで、手元にコレクションしたいな、という方はぜひPONTE STOREからどうぞ。丁寧に梱包、発送いたします。